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しのばず自然観察会ニュースレター2006年分

しのばず自然観察会より 2006-12  2006.12.24

2007年1月の活動 上野公園・不忍池野外観察会  雨天実施

集 合 1月7日(日)午前9時 JR上野駅公園口前(緑の旗が目印し)
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物
参加費 300円

新年恒例の観察会です。いつものように、公園の旧水路の名残りを見てから不忍池へ下ります。途中、交換されたボードワンの胸像を確認しましょう。不忍池では、水質の簡易測定、水鳥観察がテーマです。今年も、カモの個体数が少ない印象です。

会員は資料準備等や受付担当のため、9時集合で協力を(一般参加者は9時30分集合)。不忍池では弁天堂修理工事が行われていますので、安全に注意を。公開観察会の後、谷中で2月の行事案内の発送作業をしますので、ご協力ください。


11月の活動 善福寺公園散策(11月19日) から

11月の活動は、天気予報は雨、降水確率90%でしたが11名が参加、ポツポツと時折り降る小雨の中を、善福寺池を巡りました。天気のせいか、比較的静かな公園は、あちらこちらナチュラル・アートのオブジェが立ち、「女性のかかし」と見間違えたのは、桃色のボードで作られた二丁拳銃のカーボーイでした。数人が立ったまま入れる金網の小屋?は枯れ葉で壁ができていました。後に、この枯れ葉集めのお嬢さんに出会いました。

池面には、カルガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、マガモが所々に群れ、枯れアシの立つ島にはダイサギが3羽見られました。カモ類は人に慣れ、「餌をやったらカモがついて来るのよ」とは、子連れの母親の言葉でした。

樹木は葉を落としたもの、紅葉の最中のものがあり、洋種?のツツジとハナショウブ(アヤメのような花)が、季節はずれの花を残していました。ラクウショウ(落羽松・ヌマスギ)とメタセコイア(アケボノスギ)の大木が並び、葉と実が落ちていました。小雨の中、木立の下で昼食にしました。雨はほとんど落ちてこないのですが、吹く風が寒く、「今、何度だろうね」という声が冬を告げていました。ちなみにこの日は、しばらく続いた暖冬はどこへやら、12月の陽気でした。早めに観察を終了し、西荻窪駅前のレストランで暖をとりました。
その後、朝日新聞東京版に、善福寺公園のアートが報道されていました。


東京湾・三番瀬をラムサール条約登録湿地に

しのばず自然観察会も参加している「三番瀬を守る署名ネットワーク」では、先にお送りした東京湾の三番瀬をラムサール条約登録湿地にするための署名活動を続けています。この間の会員のみなさんの署名協力に感謝します。

「ネットワーク」では、運動の一環として、ラムサールバスを走らせるキャンペーンを始めました。これは、千葉県内の各地で、三番瀬をラムサール条約登録湿地にしましょうという意見広告をつけた路線バスを走らせるもので、既に松戸営業所の京成バスでスタート、年明けには千葉市、市川、船橋での計画があります。

このキャンペーンは、市民の資金カンパで賄っています。一口1000円で、全国から多くの協力者を募っています。多額の費用が必要な活動ですが、少額でも大勢の協力が励みになります。ご協力をお願いします。

募金送付先:郵便振替 00100−7−764910 ラムサールバスを走らせる市民の会


2月の活動予定 お堀めぐり(左回り)と東御苑

 2月4日(日)、お堀めぐりの続行です。昨シーズン、二重橋から右回りで半周しましたが、今回は左回りで半周し、旧江戸城天守跡と梅林に寄る計画です。詳しくは、次の通信にて。

不忍池の蓮見茶屋年越し どうしたものでしょう

不忍池蓮池の南岸水際に設置された蓮見茶屋は仮設・季節営業ということで2005年夏に建てられ、その冬には撤去されましたが、2006年―07年冬季は営業を続けています。

上野公園では既に1970年代から、東京都が決めた公園の建蔽率を超える建物が存在し、新たな建物は一切認めない方針が貫かれてきました。しのばず自然観察会も1978年に、上野公園内の新たな恒久的建造物の建設をしないようにという申し入れをして来ました。

蓮見茶屋は蓮池の最も眺めがよい南岸の中央に造られ、茶屋の利用者にとっては格好の位置にあります。逆に、池や水鳥を見ながら園路を歩く人は、否応なく迂回をさせられます。

焼失したときわ亭が、地主である寛永寺の方針で再建が認められず、彰義隊資料室も都や区に引き継ぐだけのお金がないと撤去となったことを思うと、地域に根ざしたものが存続できないのに、営業施設が基準を無視して造られ公園地を占有することに大きな矛盾を感じます。ただ施設利用者にとって快適な施設だからすべてオーライでよいのでしょうか? (小川 潔)                   


しのばず自然観察会より 2006-11  2006.11.11

11月の活動 善福寺緑地公園周辺  雨天中止

集 合 11月19日(日)午前10時 JR中央線西荻窪駅北口(日曜日は快速停車せず)北口よりバス利用(乗り場2で上石神井 or 大泉学園行き)で、八幡宮裏 or 善福寺下車
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物
参加費 200円

かつては湧き水が豊かだったと言われる善福寺池とそこから流れる善福寺川周辺の自然を観察に行きます。川辺は細長く神田川まで続くので、まずは最上流の善福寺池がある善福寺公園を訪ねます。中流域の和田堀公園周辺は回を改めてということになります。


10月の活動 柏の葉公園散策 から

10月の活動は22名が参加、さわやかな秋晴れのもと、広々とした公園を散策しました。公園の名前にちなんだカシワが点々と植えられ、今秋、悠仁さん生誕で有名になったコウヤマキもありました(今秋に植えられたわけではありません)。造成された公園ですので、野草や自然木はほとんどありませんが、バラ園が花盛り、所々にフユザクラが淡い白をかもし出していました。木々の下にはジョロウグモの巣が幾重にもかかり、大きなメスと小さなオスの姿に、「人の夫婦も力関係は同じねえ」と見入る人もいました。

池にはカルガモが群れていて、その中にマガモ(カルガモとの雑種か?)とヨシガモが各1羽いました。ヨシガモは、トレードマークの緑のナポレオンハットがまだ伸びず、頭の後ろの毛が少しモジョモジョとパーマのかけそこないのような、襟を立てたような形になっていて、立派な頭の毛を不忍池で見慣れている目には、かえって新鮮でした。


上野公園のボードワン像が取り替えられました

 上野公園の成立史の一翼を担ったボードワンですが、かねてより弟の顔が誤って彫られたと言われていました。06年10月に、髪の毛豊かな兄の胸像に取り替えられました。


しのばず自然観察会今後の予定
2006年12月 別記案内参照
2007年1月7日(日)新年恒例 上野公園・不忍池野外観察会 


12月の活動 その1 不忍池水鳥調査の練習  雨天実施

集 合 12月10日(日)午前10時 地下鉄千代田線湯島駅根津寄り改札口
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物、あれば計数器、下敷き

カモと池の観察、カモの見分け方、調査方法の勉強を午前中にして、午後からカウントの練習もします。24日の調査に参加する自称「初心者」は必ず参加してください。24日参加予定者を対象の勉強会です。午前中だけの参加はご遠慮ください。
計数器(カウンター)が必要な方は事前に小川まで連絡してください。


12月の活動 その2 不忍池水鳥個体数調査  雨天実施

集 合 12月24日(日)午前8時45分 不忍池中央の弁天堂横藤棚
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物、あれば計数器、下敷き

年末(年始)恒例の調査は、通算27回目になります。10日の練習参加者で、初心者から順に担当の種類を決めますので、24日単独参加者は残りの種類の担当になります。上野動物園が開く9時30分に、3つの池ごとに分担して一斉にカウントを始めますので、集合時刻厳守です。
昼に全員が上野動物園西園に入ります。入園料はしのばず自然観察会で負担しますが、割引料金になる65歳以上の方は年齢を証明するものをお持ちください。なお準備の都合上、参加予定者は、12月21日までに小川へご連絡ください。

調査終了後、1月の公開観察会の打ち合わせをします。その後、谷中でパンフレット製本など準備作業をしますので、時間の余裕がある方は参加してください。


三番瀬をラムサール条約登録湿地に、署名にご協力を!

本会も参加する三番瀬署名ネットワークでは、三番瀬をラムサール条約登録湿地にするための署名集めの取り組みを、この夏から本格的に再開しました。東京湾最奥にあたる東京と千葉の都県境に近い市川・船橋の干潟・浅瀬を守り、残された海をこれ以上狭めたり損なうことなく、失われた海岸を再現するために声を結集しましょう。船橋市議会は早々に賛意を示しましたが、市川市の賛同を引き出すためにも、署名を増やしましょう。署名用紙を同封しますので、署名ネットワークまたはしのばず自然観察会まで返送してください。


しのばず自然観察会より 2006-10  2006.10.08

10月の活動 柏 の 葉 公 園 散 策  雨天中止

集 合 10月22日(日)午前10時 つくばエクスプレス(TX)柏の葉キャンパス駅前
交通アクセス 北千住からTX、または柏から東武野田線2つ目の流山おおたかの森でTXに乗り換え1駅
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物     参加費 200円

柏の葉公園は千葉県柏市に造られた広大な公園で、運動公園、ボート池、広場、野外ステージ、イタリア公園、バラ園、日本庭園、郷土の森、野鳥観察所などがあります。


8月の活動 等々力渓谷散策 から

8月の活動は、涼を求めて世田谷の等々力渓谷を散策、都会の真中にある快適空間を体験、途中、野毛大塚古墳に寄りました。参加者32名。


9月の活動 上野公園散策 から

 9月の活動は、創立31周年記念として、上野公園を散策しました。26名の参加で、会発足時の事務所であった彰義隊墓所を起点に、清水堂、天海僧上毛髪塔、時忘れじの塔、摺鉢山古墳、五條天神と脇の緑道(会の研究成果である崖の植生解説板あり)、時の鐘、東照宮、ボードワン像(10月に正しい顔の像に立て替え予定)、両大師、哀しみの東京大空襲慰霊碑、寛永寺本堂の順で、上野公園の自然と公園成立の歴史を辿りました。


しのばず自然観察会今後の予定
11月 未定
12月24日(日)不忍池水鳥個体数調査 例年のように別途、練習日をもうける予定です。


しのばず自然観察会創立31周年記念の集い から

しのばず自然観察会31周年記念の集いを、2006年9月17日(日)午後5時半−7時半、38名の出席を得て上野公園グリーンサロンで開きました。西東京の自然を見つめる会の下山順男さん、下町みどりの仲間たちの野村佐智子さん、いたばし野鳥クラブの栗林菊夫さんから、祝辞とお話しをいただき、元不忍池のときわ亭で育った辻本利雄さん(小川潔代表幹事の小学校同期生)から、不忍池のこと、伊東晴雨の絵のこと、小川代表との子ども時代、さらに池之端附近しのばず通りの用途地域変更の動きを止めた話しが紹介されました。

創立時からの参加者である中村和郎さんの音頭で乾杯、飲食の後、しのばず自然観察会の歴史を小川代表のナレーションとその時々に活躍した方々のお話しで辿りました。

・会結成の背景:東大のミニコミ紙「本郷弥生あたり」、「自然観察会」の活動、京成上野駅工事による自然と生活環境の破壊(ナレーション)
・会結成準備のころ(腰塚昭温さん)60-70年代、各地で自然観察会を結成、唯一の継続団体
・初期の会活動(中村光)「本郷弥生あたり」読者から野外観察の参加者へ
・10周年記念(1984-86年)上野公園の緑地環境調査と「上野公園いいとこめぐり」マップづくり(ナ)
・不忍池地下駐車場建設計画(多児貞子さん)東京駅保存運動との両輪、よくやったパワーに我ながら感心する
・20周年記念(1995年)「上野のお山を読む」編集(木内知美さん)藤生さんのお宅へよく通った、過去帖になったこと・ならないで残ったこと (藤生純枝さん)高尾山観察会での出会い、通り道の外側から見た上野公園が観察会で内側からの視点へ
・しのばず自然観察会を支えた人々の紹介:駐車場反対への嫌がらせから、会事務局を上野公園の彰義隊墓所から副代表の猪狩吉雄さん宅へ移転、大活躍の副代表杉本喜亮さん家族の介護に専念、会を見守ってくれる90歳前後の宮内盛雄さん、楊井幸枝さん、駐車場を止めた年配者(故人)尾台卿子さん、澤田治子さん、澤田喜子さん、上山恭子さん、自然観察と自然保護にささげた故人川藤秀治さん、不忍池絵葉書の原画を提供してくださった画家関君美さん闘病中、高尾山保護集会で今年も一緒・荒川下流の自然観察保護・上野動物園ガイドボランティア継続中の野中滋さん先月突然逝く(ナ)
・上野公園開園式から20周年記念事業(1996-97)東京都上野公園緑の相談所(深水享子所長)・不忍池を愛する会との共同で1年間の連続イベント(ナ)、(秋山眞芸実さん)スタート講演会・西山松之助先生招聘のエピソード〜小川家ご先祖の恩恵
・30周年記念「新版上野のお山を読む」編集(岡本忠直さん)異例の低価格、販売にご協力を
・現在の活動と抱負(加藤千鶴子さん)40周年をめざして身近な自然への目を育てよう
 (佐藤俊雄さん)1回1万歩超、健康と野外観察

記念品贈呈 小川代表に、ウォーキングシューズを贈呈/閉会の挨拶 小川 潔代表幹事


しのばず自然観察会より 2006-9  2006.09.02

9月の活動 しのばず自然観察会31周年記念 上 野公 園 散 策

集 合 9月17日(日)午後1時 上野公園内の彰義隊墓所(西郷像すぐ後)雨天実施
持ち物 筆記用具、双眼鏡、飲み物、雨具、敷物 (集合がいつもと異なるので注意!)
参加費 200円 昼食は済ませて参加してください。事前に時の鐘で、お弁当でもどうぞ。

しのばず自然観察会が誕生したのが1975年9月15日でした。記念行事ができなかった30周年も込みで、満31年を記念して、会の事務局を置いた彰義隊墓所から上野公園をゆっくり散策します。30年記念出版「新版上野のお山を読む―上野の杜事典」を見ながら歩くと便利です。

コース予定: 集合・ 彰義隊の墓 → 清水堂 → 時忘れじの塔 → 摺鉢山古墳 → 五條天神 → 東照宮 → 大噴水 → 両大師 → 博物館裏 → 寛永寺本堂前(解散)

解散は午後4時半頃の予定、今回は不忍池には回りません。


しのばず自然観察会創立31周年記念の集い

しのばず自然観察会31周年記念の集いを、上記の観察会に引き続いて行います。
とき:2006年9月17日(日)午後5時半−7時半
場所:グリーンサロン(上野駅公園口より徒歩1分、公園案内所の奥・元緑の相談所の建物)
会費:3000円
次第 しのばず自然観察会31年の歩みを、折々の時代にかかわった方々のお話しでつづりたいと思います。(立席での懇親会・会食形式です。)古い会員もぜひご出席を!

 創立のころ、若い仲間たちの活動/10年記念・上野公園の緑地総合調査/不忍池地下駐車場反対運動/20年記念・「上野のお山を読む」編集/上野公園開園120周年記念年間行事/30年記念・「新版上野のお山を読む」編集/現在の活動 

*会場の関係で、予約制となります。出席の方は、締め切り9月3日に多少遅れてもハガキにて連絡してください。(〒110-0001 台東区谷中3−1−9 小川 潔まで)


7月の活動 自然教育園の見学 から

  朝から雨との天気予報に、朝方パラパラと降ったにもかかわらず、自然教育園の正門には47名が集合、とうとう夕方まで雨は降らず、蒸し暑さのなかでしたが、園内の樹林下は意外なほど熱さが苦になりませんでした。「今日の参加者には善い人が多いので、お天気がもった」との声がしきりでした。

 自然教育園の矢野亮主任研究員によると、この時期は見ものがないとのことでしたが、かえって身のまわりや地味な生き物への注意が向けられたように感じました。常緑樹林への移行過程の林、伐採がないためすくすく伸びたコナラやマツの大木、木の肌の様子、ツリバナやムラサキシキブのまだ色がつかない実、ウバユリの蕾、色どりはヤブカンゾウ、ノカンゾウのオレンジ色の花、ヤマユリのかおり。池のカメはほとんどが在来種のクサガメ。聞こえるのはニイニイゼミのこえ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリのこえ、ウシガエルの鳴き声。見られた鳥はハシブトガラス、シジュウカラ、アオサギと、ちょっと寂しい感じでした。でも、都会の真中にこうした緑地が残されていることに一同感激しました。

 なお、集合時に正門前の樹上に、交尾中のナガサキアゲハが見つかりました。はじめ、白い紋のあるメスが目を引きましたが、よく見ると真っ黒のオスがメスの陰に下向きになっているのがわかりました。矢野さんの話しでは、南方系のチョウの生息地が北上している例だそうです。ナガサキアゲハは帰り時にも、同じ位置でじっとしていました。


しのばず自然観察会創立31周年記念行事について

 別記のように、しのばず自然観察会31周年行事を準備しました。3月の活動の折りに提案され、創立30周年行事が「新版上野の杜事典」作成のために実現しなかったので、31周年は節目の行事を9月に実施しようと決めました。当初の予算に組み入れていませんでしたが、31周年記念行事として支出しようと提案が7月の活動に際してありました。8月の活動の折りに、9月に上野公園散策と記念パーティが決まり、実行を有志会員にまかされました。これを受けて準備の会合がもたれ、別記のような記念の集いが決まりました。

記念の集いの費用負担については、議論の末、参加費を3000円、不足額を会で負担するということになりました。また、小川代表幹事に、これまで会を支えたことに対し、記念品を贈呈することになりました。これらの支出は、特別会計で追加の予算を組むことにします。


しのばず自然観察会より 2006-8  2006.07.30

8月の活動 等々力渓谷自然観察ハイク

集 合 8月6日(日)午前10時 東急大井町線 等々力駅改札口 雨天中止
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物(等々力渓谷内に売店はありません)
参加費 200円

 暑い暑いの夏、世田谷区にある等々力(とどろき)渓谷を、涼を求めて散策します。ここが23区内?と思う矢沢川の水辺空間、お不動さん、近くには野毛大塚古墳もあります。

 交通例:渋谷(新玉川線・田園都市線)二子玉川園(大井町線)等々力 15分+乗換時間
      渋谷・中目黒経由(東横線)自由が丘(大井町線)等々力 15分+乗換時間

コースは短いので、野毛大塚古墳に寄り道を考えます。蚊がいますので、長袖か、虫除け・虫刺されの薬があると役立ちます。渓谷までの途中は暑いので、帽子・タオルは必携です。


☆7月の活動(自然教育園)は7月9日に49名の参加で実施しました。
☆7月17日三番瀬イベントに4名で参加しました。
☆高尾山ミニ観察会・圏央道反対集会(7月23日)に、のべ8名で参加しました。

9月の活動は、上野公園散策と、しのばず自然観察会31周年の集いを予定しています。


しのばず自然観察会より 2006-7  2006.07.02

7月の活動 国立科学博物館附属自然教育園の見学  

集 合 7月9日(日)午前10時 国立科学博物館附属自然教育園正門前  雨天実施
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物(園内に売店はありません)
参加費 200円 ほかに入園料

 一昨年は早春に訪れた自然教育園に、今年は夏シーズンのはじめにたずねます。博物館の生きたフィールド展示場として守られてきた武蔵野の面影を満喫しましょう。園は天然記念物にもなっています。

交通 JR目黒駅から徒歩10分 または地下鉄(東京メトロと都営)白金台より徒歩5分


7月の活動 高尾山ミニ観察会と圏央道建設反対集会参加

集 合 7月23日(日)午前9時 京王線高尾山口駅改札口前(緑の旗が目印)雨天実施
     ケーブルカー片道470円が必要です。
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物、帽子、足ごしらえをよろしく。

    山上から、工事現場が見えます。(集会場は例年と場所が少し変わります)

高尾山の自然と多摩の生活を破壊する圏央道(首都圏中央連絡道路)の建設に反対する地元民と市民による集会も今年で21年になります。地権者の高齢化に付け込んで、相続の税金差別を公言して、半ば強制的に土地売渡しを迫る国土建設省の卑劣さには、あきれるばかりです。そのため、立ち木トラストで守ってきたしのばず自然観察会代表・小川のウメの木も、所有権を放棄せざるを得なくなりました.。これが「民主主義日本の国家」のやり方です。

ケーブルカーまたはリフトで山上駅まであがり、イヌブナ林を散策してから蛇滝へ下り、裏高尾の蛇滝入り口での12時からの圏央道建設反対・高尾山を守る集会に参加します。途中参加、途中帰宅は自由です。参加費500円は会場受付へ。 自然保護情報のページもご覧ください。


6月の活動 上野公園・不忍池 自然と歴史的環境めぐり から

恒例の環境週間記念公開観察会が6月4日(日)に行なわれました。事前に朝日新聞に小川代表の写真入りで行事が紹介されたり、読売新聞にも行事案内が載ったりして、会員スタッフら約40名を含めて152名が参加しました。

大勢の参加者のため、班分けや、東京学芸大学の学生さんの応援を得ましたが、不行き届きで参加者には不満を残した点は反省すべきでした。特に、午後の暑くなった中の不忍池は辛いと感じた人も少なくなかったようです。あまり知られていない歴史遺産、時の鐘をつくようすやカイツブリの幼鳥、ゴイサギの姿やオオヨシキリのさえずりは好評でした(鳥を見られなかった人、聞けなかった人がいましたが)。観察会の様子は、翌日の朝日新聞川の手版(都心・下町版)で写真入りで紹介されました。


新版・上野のお山を読む―上野の杜事典 出版記念の集いを実施

しのばず自然観察会創立30周年を記念して「しのばず自然観察会」が企画・調査にあたり、谷根千工房から3月に出版された「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」の出版記念の集いを、6月4日の観察会終了後に上野桜木にある市田邸(木造建築を保存活用中)で実施しました。

参加者全員の紹介後、多児貞子さんから「流転!コンドルの帝室博物館建具が残っていた」と題して湯河原のレストランに残っている初代博物館の建具がスライドで紹介されました。次に1分間スピーチが「事典」執筆者、編集・装丁などの裏方担当者などから次々と披露されました。休憩の後、しのばず自然観察会代表の小川潔が「私の上野公園史」と題して、展示してある「上野公園実測図(コピー)」や「大礼博覧会」「不忍池の図」(いずれも実物)などの紹介をまじえて明治維新以降の上野公園の正史にふれ、また、しのばず自然観察会の研究成果である上野公園の歴史性と人々の上野公園観とのギャップ、上野公園の好まれる空間や失われつつある自然、さらに個人史としての上野公園の変遷と自然や広場の喪失、しのばず自然観察会の結成と活動史にわたる話をしました。

会場が狭く、68名の参加者は廊下や庭にもあふれました。今回は会員、「事典」製作の関係者、上野公園と谷中の地域関係者に限定してご案内しました。

東京湾・三番瀬のつどい−海の日イベント 船橋海浜公園にて

しのばず自然観察会も参加している「三番瀬署名ネットワーク」主催の現地行事が7月17日(月・海の日)にありますのでご案内します。観察会、展示会、音楽会など、詳しくは自然保護情報のページを参照。問い合わせは小川へ。小川がしのばず自然観察会の緑の旗を持って行く予定です。


しのばず自然観察会より 2006-5  2006.05.15

5月の活動は  上野公園 下見調査  詳細は前号の通信参照

集 合 5月21日(日)午前10時 JR・上野駅公園口前  雨天実施
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物


6月の活動 環境週間記念公開観察会 上野公園自然と歴史的環境めぐり

と き 6月4日(日)  参加費 300円    雨天実施
集 合 午前9時(一般参加者は9時30分)JR上野駅公園口前(緑の旗が目印し)
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物、「上野の杜事典」があると便利


新版・上野のお山を読む―上野の杜事典 出版記念の集いに向けて

しのばず自然観察会創立30周年を記念して「しのばず自然観察会」が企画・調査にあたり、谷根千工房から3月に出版された「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」の出版記念の集いを、6月4日の観察会終了後に計画しています。4月9日の観察会定例活動での意見交換では、「しのばず自然観察会」創立30周年記念を兼ねる、会費制がよい、差し入れ大歓迎、赤字分は観察会で補填するので内容は豊かに、夕食を自宅で取れるような時間配分(午後3時ころ〜6時)なので夕食を兼ねることはない、二次会に行きたい人はその場で有志を募ればよい、上野公園ガイドマップを当日も配布する。「事典」は会場で割引販売してはどうか、創立31周年記念は9月に上野公園を「事典」を持って歩くイベントを行うという意見が出ました。これを受けて、新版編集会議メンバーと相談しました。

もともと出版記念の集いは、新版の編集担当4名で打ち上げの会をもちたいねと話をしているうち、協力者も誘ってみようということになり、それなら出版記念の集いにしよう、しのばず自然観察会創立30周年記念も兼ねてはと話が広がりました。

場所は、上野桜木にある市田邸(芸大・和菓子の桃林堂の向かい側)を予約しました。市田邸は木造建築を保存活用しているところです。時間は、観察会が終わった後から、主婦が夕食に戻れるよう、午後6時過ぎに終わる計画です。場所が狭く時間も短いので、関係者+αの範囲で呼びかけ、あらかじめ出欠を確認して、当日は司会が全員の名前だけ紹介する、スライドを使って話を2題、地図や絵・写真を展示することにしました。なお会員には、別途案内を送ることにしました(他団体の皆さんをお招きできず、すみません)。


4月の活動  谷中霊園のスミレと崖の植物 から

4月9日(日)は風が少し強いものの快晴・温暖、春に誘われ35名が参加しました。会員の伊東清隆さんがガイド役をつとめ、桜の花が残る下、墓地の地面を見て回りました。確認したスミレの花は、花色が濃紫色のヒメスミレ、丸葉でやや大きな濃紫色の花をもつ外来種のアメリカスミレサイシン、薄桃色のアリアケスミレ、托葉があり茎が地上に目立つタチツボスミレ、淡紫色の花のヒメスミレ、濃紫色の花で側弁の奥に毛がないノジスミレ、若葉の裏が薄紫赤のコスミレ(葉が大きくなり、名は体をあらわさず)、葉の裏が淡紫赤で花色が濃紫色のスミレ(ただのスミレ)の8種類でした。


ニリンソウ

午後からは、1年後にも大規模な改修工事が予定されるJRに面した崖地の植物を見て周りました。工事に際して移植が必要となると考えられているニリンソウが確認できたほか、別の場所にはユリの仲間の小さな芽生えが密生していました。樹木は数年前に伐採されていたので、落葉低木が散在していましたが、葉の展開前で、種類の同定には至りませんでした。今後、季節を追って、植物や小動物を確認して行く必要があります。

4月27日に小川が都庁・公園緑地部計画課をたずね、林計画係長と面談し、ニリンソウの写真を手渡しました。林さんによると、谷中霊園の改修は早くて平成20年度で、空いた墓地を中心に小スポットの公園化を進める、東側の崖は崩れている処もあるので、改修する。改修の具体的計画は、崖下の墓地移転による緩いスロープ化か、現在に近い垂直岸壁となるかは未定。いずれにしても、崖の一部が改修にかかるので、貴重な植物等への対応ができるとよい。ニリンソウについては、移殖等の具体的提案があるとよいとのことでした。


しのばず自然観察会の旗をつくりました!

しのばず自然観察会の緑の旗は、25年くらい前に当時の会員だった辺見公子さんがつくってくださったもので、長年会のシンボルとなってきました。今ではだいぶ汚れてきたのと、多少いたんできたので、スペアーの旗をつくろう、公開観察会の時には班ごとに目印となるような小旗があるとよいという声が高くなりました。4月の活動の折り、新保宣子さんが新旗つくりを引き受けてくださり、このほど完成しました。6月の活動でお披露目となります。


しのばず自然観察会より 2006-4  2006.04.09

5月の活動は  上野公園 下見調査

6月恒例の上野公園自然と歴史的環境めぐりの下見調査です。

6月の公開観察会が一般参加者を案内するものであるのに対して、下見調査は私たちのメインフィールドである上野公園を自分の目で確かめる機会です。また、6月のガイドの基礎的体験と知識を得る場です。

集 合 5月21日(日)午前10時 JR・上野駅公園口前  雨天実施
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物
参加費 調査ですので、参加費は不要です。


「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」の普及にお力を

「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」が3月20日に発行され、会員、元会員、資料交換団体、関係者にお届けしました。

「事典」はしのばず自然観察会創立30周年を記念してしのばず自然観察会が企画・調査にあたり、出版元の谷根千工房の英断で、出版不況の折りにもかかわらず1200円という破格の低価格となりました。これは、地域から上野公園にかかわってきた人たちの手になるガイドブックとして、周辺住民や学校の児童生徒、また上野公園来園者にも手軽に利用してほしいという願いからです。この値段では、1刷りで谷根千工房のもうけが出ません。なんとか2刷り、3刷りに持っていくよう、私たちも販売普及に努力したいと思っております。

 つきましては、「事典」の普及にみなさまのお力をお借りできればと存じます。こんな本が出たよと、「事典」が刊行されたことを知り合いの方々にお伝えいただけると幸いです。

また、「事典」をもって上野公園を歩く行事を今年は催したいと思います。6月の公開観察会「上野公園自然と歴史的環境めぐり」でも使いたいと思いますが、9月のしのばず自然観察会創立記念日の頃にも上野公園散策の会はいかがでしょうか。


3月の活動 小石 川 後 楽 園 と 外 堀 から

穏やかな日和にめぐまれて26名が参加、遅れていたウメの花も満開でした。早春の花としては、園の入り口付近に植えられた福寿草(フクジュソウ)が人気のまととなっていました。一方、築山の草陰には春蘭(シュンラン)が緑の花をひっそりと咲かせていました。シジュウカラが地面に降りて、枯葉をさかんにつついたり、池ではカモはめっきり少なくなって、中の島では五位鷺(ゴイサギ)がじっとたたずんでいました。

外堀も鳥の姿は少なく、水に突き出した木立の陰にカルガモが集まっていました。市ヶ谷では、残っているキンクロハジロなどを遠望しました。途中、釣堀を岸の上から眺めました。大きなフナを釣り上げる人も見え、しばし、太公望を見物するひま人を演じて楽しみました。


しのばず自然観察会 6月以降の予定
6月4日(日)上野公園自然と歴史的環境めぐり(環境週間記念公開観察会)
6月4日の観察会終了後、「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」出版記念の集いを持つよう、準備をはじめました。

はじめ、新版の編集担当4名で打ち上げの会をもちたいねと話をしているうち、協力者も誘ってみようということになり、それなら出版記念の集いにしよう、しのばず自然観察会創立30周年記念も兼ねてはと話が広がりました。4月の活動の際に相談したいと思います。詳しくは、次号の通信でご案内します。

場所は、上野桜木にある市田邸(芸大や和菓子の桃林堂の向かい側)を予約しました。市田邸は木造建築を保存活用しているところです。時間は、観察会が終わった後から、主婦が夕食に戻れるよう、午後6時までに終わる計画です。


上 野公 園 ガ イ ド マ ッ プ が で き ま し た !

 「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」見返しページにある上野公園のガイド・マップを原版の大きさで1000枚印刷しました。会員・資料交換団体には本通信とともにお送りします。マップはしのばず自然観察会が独自に印刷し、上野公園のガイド行事に利用します(非売品)。まずは、6月の公開観察会「上野公園自然と歴史的環境めぐり」で資料として配布します。


しのばず自然観察会より 2006-3  2006.03.25

4月の活動は  谷中霊園 スミレのお花見

東京の真中にある谷中霊園は、江戸時代から天王寺や寛永寺の墓地があり、明治時代に霊園として計画され、のちに都市計画公園予定地となりました。有名人の墓があることでも有名ですが、スミレの見所としても通の間では知られています。桜の花見はすんで、静かな谷中霊園の散策を企画しました。午前中は植物観察、午後は霊園東側の崖沿いの植物や虫などの観察調査をしたいと思います(次ページ参照)。

集 合 4月9日(日)午前10時 JR・京成日暮里駅北口谷中側出入り口外の霊園階段前(地下鉄千駄木駅からだと、谷中銀座経由で徒歩10分くらい)
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物
参加費 200円  小雨実施

「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」3月20日発刊!
お待たせしました。「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」がいよいよ完成しました。表紙の色校正が3月にずれ込んで、20日発行となりました。
また、「事典」見返しページにある上野公園のガイド・マップを原版の大きさで印刷します。会員・資料交換団体には5月の案内とともにお届けする予定です。
「事典」は谷根千工房から売りだされますが、しのばず自然観察会でも取り扱いをします。普及にお力添えをよろしくお願いします。マップはしのばず自然観察会が独自に印刷し、上野公園のガイド行事に利用します(非売品)。


しのばず自然観察会 5月以降の予定

5月21日(日)上野公園下見調査/6月4日(日)上野公園自然と歴史的環境めぐり


しのばず自然観察会 今後の課題

「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」出版を機に、「事典」を持って上野公園を歩く催しを企画したいと思います。そこにあるがままの自然や文化、人々の暮らしをそっくり対象として、地域まるごと博物館と考えることをエコミュージアムと呼びます。上野公園はあれこれ手を加えることなくそのままで、まさにエコミュージアムです。しのばず自然観察会は1996年、不忍池を愛する会とともに、上野公園開園120周年記念のイベント「上野公園そのまんま博物館」を1年間実施し、前年出版した初版「事典」の検証を行いました。「新版・事典」は、私たちの上野公園像を伝える方法であるとともに、上野公園の自然と歴史文化を継承するバトンでもあります。後世の人々が、新・新版事典をつくってくれることを願いつつ、21世紀初頭の上野公園白書とでも言えるものとして、この冊子を地域から世に発信します。

また、上野公園とは地続きの谷中霊園の斜面改修問題が浮上しました。JRの線路に面した東側斜面が崩れているというので、その部分の墓地も移転させて、斜面を地形ぐるみで改修しようというものです。樹木は伐採の可能性が高く、草や虫、小動物は記録にも残らないため、放っておくとすべて失われます。幸か不幸か平成18年度の東京都予算では見送りになりましたので、この1年かけて崖沿いの植物の実態と移植の可能性を探ることになります。すでにこの地区にあるニリンソウとヤマユリについては、移殖と工事後の再移殖の可能性が問われています。また、表土も埋土種子を含めた保存と復元が必要になるでしょう。しのばず自然観察会は、計画的に調査会を行なってデータ作りに加わりたいと思います。


「新版・上野のお山を読む―上野の杜事典」の取り扱い

「事典」は、谷根千工房から1200円(税別)で発売になりました。上野や谷中の書店などでも、その値段で扱うことになります。しのばず自然観察会は「事典」の企画を行い、著者に準ずる位置づけで著者割引による購入ができますので、会からまとめて買っていただく場合、著者割引の額でお分けすることにしました。どうぞご利用ください。

5冊以上まとめて購入の場合 単価1000円(送料別)になります。10冊以上の場合は、しのばず自然観察会で送料も負担します。4冊までは単価1200円です。新規購入分を野外活動時に手渡しで受け取っていただける方は、小川まで連絡してください。なお、この割引は、しのばず自然観察会を通して入手いただく場合に限ります。谷根千工房ではこの割引は扱いません。


しのばず自然観察会より 2006-2  2006.02.18

3月の活動は  小 石 川 後 楽 園 と 外 堀

今冬は寒く、梅やサクラの花が遅れるだろうとの見通しです。
そこで、3月になってから梅見ができると、小石川後楽園に出かけることにしました。帰りは外堀を巡る予定です。

集 合 3月5日(日)午前10時 小石川後楽園入り口 
地下鉄後楽園駅徒歩7分、JR水道橋または飯田橋駅より徒歩10分
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物
参加費 200円  雨天中止

おまたせ しのばず自然観察会のホームページを公開しました

懸案だったしのばず自然観察会のホームページを、1月末にやっと公開しました。当分の間、会代表幹事・小川潔の個人ホームページを利用します。

 http://www18.ocn.ne.jp/~sinobazu 「上野の杜―しのばず自然観察会& 彰義隊」

しのばず自然観察会のページ:しのばず自然観察会の紹介、行事・入会案内、規約等
ニュースレターのページ:月例通信(本紙)のうち、個人情報・会計等を除く部分
自然保護のページ:各地の自然保護情報
上野彰義隊のページ:彰義隊墓所のガイド、ヴァーチャル資料室

いずれも、小川の技術不足で、当分は写真なし、文字だけです。


しのばず自然観察会 4月以降の予定

4月2日または9日(日)谷中霊園でスミレとサクラのお花見 + 上野公園のお花見散策
5月 日程未定 上野公園下見調査/6月 日程未定 上野公園自然と歴史的環境めぐり


東京の自然保護団体の会合に参加しませんか

東京の自然を考えるネットワーク(通称オール東京)の会合が3月11日(土)14時-16時に国分寺市労政会館(JR/西武国分寺駅南口より右へ徒歩4分)で開かれます。都の自然保護審議会都民代表委員の報告、各地の自然保護問題や活動の交流があります。会合の前に、国分寺駅南口徒歩2分の「殿ケ谷戸庭園」に寄りませんか。入り口11時30分集合で。


2月の活動 皇居内濠の鳥 より

2月の活動は、今季一、二の寒波に震えた2月5日、19名の参加で行ないました。目当てのカワアイサには振られてしまいましたが、ワシ・タカの仲間も見られ、まずは満足! 水上の水鳥は波と風に揺られて動くので、望遠鏡ではなかなかつかまりません。それでも、地下鉄二重橋駅のすぐ上では、「ミコアイサをこんなに近くで見られるなんて!」という声も出ました。また、目の前をタカが横切りました。上空では、ノスリをカラスがしつこく追い回し、それを飽きずに見入る私たちでした。

確認した鳥:ミコアイサ、キンクロハジロ、カルガモ、マガモ、オシドリ、ハシビロガモ、コガモ、オカヨシガモ、オシドリ、ハシブトガラス、スズメ、ドバト、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハイタカのメスまたはオオタカのオス、ノスリ、ハクセキレイ、カイツブリ、オオバン、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、アオサギ、コサギ、ゴイサギ、カワウ。


「新版・上野のお山を読む−上野の杜事典」出版迫る!

しのばず自然観察会30周年記念事業である「新版・上野のお山を読む−上野の杜事典」(20周年記念出版の増補改訂版)編集作業は、2月初めまで文字校正、写真とキャプション校正を行ないました。

増補改訂版はページ数も増え、カラーページも倍になるので(文字も少し大きくなって読みやすくなります)、初版の単価900円から上がり、1400円前後になる予定でした。しかし、学校などの利用を考えて出版元の谷根千工房が決断し、まとめ買いの場合は割引単価1000円で納まるよう、5000部印刷に踏みきりました(この出版不況の中ですが)。


「新版・上野のお山を読む−上野の杜事典」(20周年記念出版の増補改訂版)

 144ページ プラス カラー口絵16ページ
 単価:1200円  刊行:3月10日 → 3月20日になりました

表紙・デザイン、字体などは全面的に新しくなります。初版の原稿はできるだけそのまま生かし、必要に応じて修正しました。その後10年間の上野公園の変化を追加、現況地図、食事処・施設案内は全面的につくり直しました。

会員・交流団体のまとめ買いにも、割引単価1000円を実現するよう、しのばず自然観察会が窓口になります。普及にお力添えをよろしくお願いします。


しのばず自然観察会より 2006-1  2006.01.15

2月の活動は

皇居内濠の鳥 お堀一周しましょう!? です

集 合 2月5日(日)午前10時 地下鉄(東京メトロ)千代田線「二重橋前」駅ホーム大手町より最端(出口が沢山あって複雑なので。メトロ以外の方法で来る場合は、和田蔵門交差点の馬場先濠側:6番出口)
雨天中止
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、帽子、敷物、必要に応じて防寒衣、あれば望遠鏡
参加費 200円

ここ数年、お濠にはカワアイサが来ています。そのほか、ミコアイサ、オシドリなど、不忍池では見られなくなった鳥にも会えるでしょう。お濠は今年、部分的に工事中で、水鳥がいない場所もあります。時計回りに皇居を一周し、九段下で解散の予定。厳冬期です。暖かくしてお出かけください。


「新版・上野のお山を読む−上野の杜事典」出版予定

しのばず自然観察会30周年記念事業である「新版・上野のお山を読む−上野の杜事典」(20周年記念出版の増補改訂版)編集作業は、正月松の内に写真類の編集・キャプション校正を行いました。05年12月25日の不忍池水鳥調査結果も、以前のグラフに差し替えて載せます。出版は2月20日になる予定です。

増補改訂版はページ数も増え、カラーページも倍になるので(文字も少し大きくなって読みやすくなります)、初版の単価900円から上がり、1400円前後になる予定です。会員、資料交換団体には無料配布のほか、これまで会を支えていただいた元会員にも贈呈する予定です。このため、出版基金(特別会計)より支出することになります。


速報 不忍池水鳥調査結果(カモ類1834羽)

2005年12月25日の定例カウントには、会員を中心に11名が参加、鳥が少なくなって、少々拍子抜けの場面もありました。カモ類の総個体数は、昨年より10%前後の減少、1990面大半ばから続くカモの減少傾向は歯止めがかかりません。調査終了後、有志で1月の通信発送作業を行いました。

オナガガモ938羽、キンクロハジロ740羽、ホシハジロ91羽、ヒシビロガモ36羽、ヒドリガモ16羽、マガモ6羽、カルガモ5羽、コガモ1羽、ヨシガモ1羽、
ユリカモメ207羽、セグロカモメ15羽、ウミネコ11羽、オオセグロカモメ4羽、カワウ203羽、ゴイサギ19羽、コサギ13羽、アオサギ2羽、ダイサギ1羽、オオバン8羽、バン3羽、カイツブリ2羽、ハクセキレイ3羽、ほかにヒメアマツバメ1羽、トビ3羽。

当日は午後に有志で、上野動物園内の上野五重塔の池のカモの確認もしました。オナガガモ133羽、カルガモ13羽でした。

年が明けて、95−96年冬期を最後に見られなくなったコスズガモが10年ぶりに再来しました。



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