しのばず自然観察会より 2008-1 2008.01.13
2008年 2月の活動 明治神宮内苑 雨天中止
2月の活動は明治神宮内苑を予定しました。オシドリが見られることを期待していきましょう。前回観察会で行ったときは、カワセミが見られました。また、オオタカが飛び出すかもしれません。
明治神宮は明治天皇を神様として祀り、神様の降臨する杜(もり)として内苑が大正年間に造られました。全国からの献木などが植えられましたが、100年先に自然の森になるようにと、本多静六博士(東大林学の教授)が設計して、常緑広葉樹を計画的に育成し、80年で自然らしい森ができています。
集 合 2月10日(日)午前10時明治神宮大鳥居前(神宮橋脇、南参道入口)
(JR山手線原宿駅・地下鉄千代田線明治神宮駅より徒歩5分)
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物 、あれば望遠鏡
参加費 200円
*午後、時間があれば代々木公園にまわる予定です。
東京のカモ(カモシンポジウム2005-06)の報告書あります
日本野鳥の会東京支部が主催して行った同シンポの報告書を入手希望の方は、しのばず自然観察会の活動日に手渡ししますので,小川まで連絡してください。不忍池のデータを小川が執筆しました。東京各地のカモ類のデータが載っています。1冊1000円です。
しのばず自然観察会 今後の予定
3月9日(日)秋が瀬公園(浦和) 雨天中止。昨年、雨天中止のリターンマッチです。
12月の活動 不忍池水鳥個体数調査(12月23日)から
12月の活動は、23日に恒例の不忍池水鳥個体数調査を8名の参加で実施しました(初心者用練習は16日に実施)。夜来の雨がやや小降りとなった朝、餌やりの人がいないのでカモたちは枯れハスの間でお休み。自然状態の姿が観察できました。
昨年までの減少傾向が更に加速、カモの個体数はとうとう1000羽を切って、昨年の半分以下となりました。8時45分に弁天堂横藤棚に集合し、種類と担当池を分担し、動物園が開く9時30分(蓮池の一部は9時20分より)に一斉に調査を開始しました。
オナガガモ 346羽(♂130、♀216) カワウ 68
カルガモ 3 ダイサギ 1
マガモ 2 (♂1、♀1) コサギ 3
ハシビロガモ 7 (♂7) アオサギ 3
ホシハジロ 43 (♂33、♀10) ゴイサギ 10
キンクロハジロ 445 (♂337、♀108) カイツブリ 1
(カモ類合計 846羽)
セグロカモメ 7 オオセグロカモメ 15
ウミネコ 5 ユリカモメ 181
バン 7 オオバン 8
カワセミ 3 ハクセキレイ 4
雨天のため、給餌の人がいないので、カモたちは岸辺に寄らず、枯れハスの間で動かない状態でした。それで、数えやすい反面、見難く鳥を確認するのに時間と根気がかかりました。数値は過少評価(アンダーエスティメイト)の可能性があります。この数まで確かめましたということで、実際はこの数値より多少多いと思われます。
*このほか、上野台地上の上野五重塔の水辺(上野動物園内)で、オナガガモ236羽(♂119、♀117)、カルガモ16羽、コサギ2羽、ハクセキレイ1羽を数えました。
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