しのばず自然観察会より 2009-10 2009.10.04
2009年 11月の活動 上野公園 木の実さがし 雨天実施
11月の活動は、上野公園で木の実など、秋をさがします。来年作成予定の上野公園自然ガイドの取材をかねます。終了後、谷中の小川作業所で、通信の発送と、今後の予定などの相談をします。
集 合 11月15日(日)10時、JR上野駅公園口改札口前(緑の小旗が目印し)
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物、スケッチブック、カメラなど
参加費 200円
高尾山天狗ハイク2009のご案内 雨天実施
これまで7月に行ってきた裏高尾圏央道反対集会と天狗の行進が、今年から秋に移り、新たなスタイルで高尾山の山上で行われることになりました。
集 合 10月12日(月・体育の日)9時30分、京王線高尾山口駅前(緑の小旗が目印し)
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物、カメラなど
参加費 1000円 (Tシャツ代を含む)
高尾山口駅前で実行委員会の受け付けをすませ、そろいの「高尾山メッセージ」Tシャツに着替えて(羽織って)、思い思いのコースから山上へ、行楽客に圏央道問題を伝えながら移動します。集会後、観察会、工事現場付近の見学、ライブ&トークの分散会も企画中です。上りはケーブルカーまたはリフト利用の予定なので、片道約500円かかります。しのばず自然観察会は山上で1時間ほど自然観察をして、昼食・交流会に合流の予定です。午後は分散会参加、ハイキングなど、フリーです。
9月の活動 和田堀公園周辺の観察より
9月の活動は6日、杉並区にある善福寺川流域の和田堀公園周辺を尋ねました。JR中央線中野駅よりバスで善福寺川緑地公園前下車、蛇行する善福寺川沿いにつくられた善福寺川緑地の途中から15名で和田堀公園に向かって歩き始めました。よいお天気で、行き交う人々も楽しそうでした。川沿いの細長い緑地とは言え、樹林地の所々に小広い空間と休み場があって、「いいところねえ」という声がしきりに聞こえました。
アブラゼミやミンミンゼミがなき、せみの抜け殻が目立ちました。特に、同じ枝や葉に複数の抜け殻が重なるようにして残っている光景が印象的でした。
和田堀池はコウホネが咲いていましたが、カワセミには会えませんでした。その代わりというか、たいへん幻想的な光景に出会いました。水面で反射した日の光が、岸辺の樹木の葉を下から照らし出していたのです。水面の波に連動しているのでしょう、樹木の葉や枝の表面が縞模様のように明暗を交互に繰り返し、ネオンサインが点滅しながら次々に移動するように見えたのです。
和田堀公園の終点近くでは、スポーツグラウンドが岸より低く作られていま した。集中豪雨などのとき、善福寺川の水をこのグラウンドに導いて、周辺の洪水を防ぐ、遊水地構造なのです。
郷土資料館近くで、フワフワと飛ぶ、白黒模様のチョウに出会いました。飛び方は、長距離をわたるアサギマダラによく似ています。とまったところを見ると、もようはゴマダラチョウにそっくり、ただし後翅に赤い斑紋があります。帰ってインターネットで見ると、これはアカボシゴマダラと呼ばれるチョウで、関東各地で見つかっているものは中国産のタイプ(亜種)とのことです。ちなみに、東京都小金井市では、複数の個体が見られ、繁殖しているものと見られます。
最後に野鳥のための保存緑地の丘に登りました。コナラやクヌギなど落葉樹が茂る林の真中に通路が作られ、周りはフェンスで囲まれていました。そのせいか、ドングリがたくさん落ちている林の中は私たちのほかは人影もなく、静かなたたずまいを見せていました。
しのばず自然観察会 今後の予定
不忍池水鳥観察と個体数調査の練習
12月20日(日)不忍池水鳥観察と個体数調査の練習
準備係の小川の出張予定と重なったため、12月06日(日)の予定が変更になります。ご容赦!
12月27日(日)不忍池水鳥個体数調査
2010年1月10日(日)上の公園・不忍池野外観察会(公開観察会)
その他のご案内
11月4日(水)第2回東京の鳥シンポジウム 午後6時 千駄ヶ谷区民会館 日本野鳥の会東京支部
12月13日(日)東京の環境運動家交流の会(仮称) 文京区シビックセンター かつて「いたばし自然観察会」で活躍した山下洵子さんが企画中です。
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