しのばず自然観察会より 2014-04 2014.04.13
2014年5月の活動 上野公園・不忍池下見調査
と き:5月18日(日) 雨天実施
集 合:午前10時、JR上野駅公園口改札前
持ち物 筆記用具、双眼鏡、弁当、飲み物、雨具、敷物
参加費 調査なので無料
6月の公開観察会「上野公園・不忍池自然と歴史的環境めぐり」のコース下見です。同時に、私たちのフィールドである上野公園の再確認と、会員の勉強の機会です。公開観察会ではできない会員間の知識・体験交流と、じっくり自然を観察する場です。
2014年3月の活動 その1 上野公園散策より
3月の臨時活動として実施した上野公園の散策は3月16日に12名の参加で行われました。春めいた陽気の中をのんびり歩きました。不忍池では、冬場にほとんど見られなかったウミネコが9羽見られたほか、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オナガガモ、カルガモ、雄のマガモ型アヒル、アオサギ、バン、オオバン、ユリカモメ、カワウ、メジロ、スズメ、ハシブトガラスがいました。
不忍池のアオサギ |
蓮池畔に建てられ仮設物なのに常駐していた蓮見茶屋(冬季閉店)がいよいよ閉鎖になるので、3月下旬から4月上旬、無料休憩所として開放されるようです。また、お花見時期に備えてか、弁天堂前の橋に左側通行の大標識が掲げられ、転落防止のためか橋の手摺上に黄色の太いロープが張られました。
|
ユリカモメとウミネコ(右) |
上野公園の入り口に当たる広小路口(旧袴腰あたり)では、オオカンザクラガが満開直前、ところどころに最近植えられたカワヅザクラは満開でした。彰義隊墓所周辺の舗装改修が完了し、水飲み台が移動新設になりました。ボンボリがつるされ、あちらこちらに仮設の分別ごみ捨て場が置かれ、花見の準備ができていました。
|
小松宮銅像の後ろにあるローソンヒノキは何とか生きています。主幹が枯れ、そこからの太い枝の先が生きていて、2つの葉層が見られました。上野の山部分では、スズメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラが見られました。
2014年3月の活動 その2 高尾山大平林道散策より
春めいた日が続き始めた30日、あいにくの低気圧発達で荒れ模様の天気予報のため、電車も高尾山もガラガラ。こんな日でもぜひ歩きたいという6名が参加。高尾山口駅前からバスで大垂水へ。雨対策の足ごしらえに不安がある人もいて、縦走路まで登るのはやめ、大平林道を半分歩いて大垂水に戻りバスで帰るコースに変更しました。
登山口で雨具をつけて山道に入ると、ヒサカキの花の匂い(福神漬けかラッキョウをイメージ)が漂い、10分ほどで林道に出でました。3月に降った雪が谷筋に残り、草花の花はほとんどがまだでした。咲き始めたエイザンスミレ、白い花と細かく切れ込んだ葉の特徴に、これなら私でも覚えられるという人もいました。ほかにタチツボスミレと、あと2種のスミレの花、ウラジロ(正月の鏡餅に添えるシダ)、樹木ではキブシやアブラチャンの花。これらは薄い黄緑の花で、春先でなかったら見向きもされないかも。フサザクラは咲き終わりのようで、茶色に退色していました。
高尾山のエイザンスミレ |
森林ふれあい館の軒下で昼食、バスが通る国道20号線(甲州街道)はすぐでした。途中、沢沿いの水たまりで、カエルを見ました。なお、2日前に大平林道全コース下見に行きました。この日は好天で暖かく、ナガレタゴガエル?の声が続き、テングチョウ、ルリタテハ、ヒオドシチョウが舞って、ルンルン気分で歩きました。(小川) |
お知らせ台東区の生涯学習課主催のラーニングスクエア講座で、しのばず自然観察会代表の小川潔が講師を務めます。16歳以上の区内在住、在勤、在学者対象で、6月15日(日)、29日(日)、7月6日(日)、12日(土)、20日(日)の連続講座「上野公園・不忍池の自然と環境」です(12日のみ上野公園、他は谷中小学校)。申込み方法や詳細は台東区の生涯学習課チラシかHPをご覧ください。なお、しのばず自然観察会関係者の方の受講希望者があれば、小川までご相談ください。 [4月の台東区報に募集要項が載っています]
|