上野の杜から−しのばず自然観察会&彰義隊・上野公園

しのばず自然観察会のHPへようこそ!

 しのばず自然観察会は、都市の自然を考えることをテーマに、1975年に東京都心にある上野公園の彰義隊墓所(当時)を拠点に発足しました。上野公園・不忍池をメインフィールドとして、上野公園の自然と歴史的文化的環境を調べ、学び、継承・普及して、広義のまちづくりに寄与したいと思っています。
 月1回の定例会では、公園・緑地めぐりを主として、自然やまち歩きを楽しみながら、環境の重要性を学び、また上野公園・不忍池の保全のお手本になることを吸収しています。12月には定例の、不忍池水鳥個体数調査を1981年より続けています。また、1月と6月には、多くの人々に上野公園・不忍池のよさや環境問題を伝えるための公開観察会を行っています。2016年秋から、上野公園としのばず自然観察会の歴史を学ぶ上野しのばず学習会を、原則奇数月の最終土曜日に、上野のお山を学ぶ会と共催で行っています。



事務局 〒110‐0001 東京都台東区谷中3−1−9 小川潔方
年会費 2,000円 ほかに行事参加費 代表幹事:小川 潔、幹事:猪狩吉雄
電話連絡先 03-3828-8775 (小川 FAXも可) 郵便振替 00100-8-84609 しのばず自然観察会
URL:http://sinobazu.extrem.ne.jp (URLが左記のように変更になっています。アドレス帳の訂正を!)
 

2019年11月3日更新


しのばず自然観察会
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自然保護情報(調整中)

谷中地区計画の概要と問題点・不安点を追加しました。2019.10.19

上野彰義隊


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お知らせ(新着)

今後の活動予定

   ・ 2019年11月の活動 その2 第18回 上野しのばず学習会
      自然観察会のルーツ 日本の自然保護教育(環境教育)の歴史
   と き:2019年11月30日(土)14時〜16時+α 谷中の家にて
         詳細はこちらを参照してください。
  参加費:しのばず自然観察会と上野のお山を学ぶ会会員は無料
      会員外 200円(資料代等)

 ・2019年12月の活動 その1 不忍池水鳥観察と調査練習
 
と き:2019年12月8日(日) 雨天実施
  集 合:午前10時 千代田線湯島駅根津寄り改札口(地下)
  
持ち物:筆記用具、弁当、飲み物、敷き物、雨具、双眼鏡
  参加費:200円
  終了後、谷中の作業所で通信発送作業や会務相談等を行います。

 ・2019年12月の活動 その2 不忍池水鳥個体数調査
 
と き:2019年12月22日(日) 雨天実施
  集 合:午前9時 不忍池弁天堂南脇藤棚休憩スペース
  
持ち物:筆記用具、弁当、飲み物、敷き物、雨具、双眼鏡 あれば数取器
  参加費:無料、上野動物園に入りますので、入園料は会で負担
    65歳以上の方は入園料が割引料金になるので、年齢証明を持参

  終了後、谷中の作業所で1月の公開観察会(12日)の準備をします。

                     今年の不忍池

ハイタカ(当初オオタカと判断しましたが、専門家からハイタカのようだと指摘されました)を観察:1月13日の観察会でゆっくり見ました。弁天堂前のアシ、ハス群生地の根元の枯れ蓮にとまっていました。写真はこちら。

1月21日より、東京都による蓮池の枯れ蓮(水上部分)の刈取りが始まりました。

ヨシガモのペアー今季も来訪:1月23日、25日、30日にボート池の岸に上がってきました。26日以降は一時見えませんでしたが、2月、3月と断続的に見られました。ヨシガモの来訪は昨季が2月、一昨季が4月でしたので、季節的には早まっています。岸辺や陸上にいるので、これまで来ていた個体の可能性も考えられます。蓮池の枯れ蓮刈りが始まったせいか、今年もボート池で見られます。 写真はこちら(オス)、 (メス)。 
 なお、4月3日には、花見で大混雑の岸辺を尻目に、蓮池で餌をとるペアーが確認できました。3月までの個体と同じかはわかりません。

カイツブリが蓮池で繁殖しました。5月末現在、少なくとも2家族、あるいは3家族かも。

6月19日に開花2日目と見られるハスの花を確認しました。その後の日照不足が心配です。
 
 不忍池水鳥個体数調査結果 2018.12.23


池全体ではカモ類の減少が止まり,、昨季の162羽より微増の250羽を記録しました。
なお、今年も枯れ蓮が茂ったままのため、池の中央部の確認ができず、若干の数え残しがありそうです。

キンクロハジロ   155  カワウ      81  セグロカモメ     2
 オナガガモ      63  アオサギ     2  ユリカモメ     170
 カルガモ        14  ダイサギ     4  オオバン       17
 ホシハジロ        7  コサギ       6  カイツブリ       3
 ハシビロガモ     4  オカヨシガモ  2   ハクセキレイ     6
 コガモ          1  マガモ      4  バン          3

カモ類の変遷はこちら
ミニガイド不忍池の水鳥 発行しました

 かねてよりの懸案だったしのばず自然観察会40周年記念 不忍池の水鳥ミニ絵ガイド が2016年末に発行されました。会員、資料交換団体には早々にお送りしました。2017-18年冬シーズンに活用してください。
 このガイドは、水彩画を加藤千鶴子会員が描き、これまで不忍池で見られた水鳥を紹介するアーカイブとなっています。
 部数はたくさん印刷してあるのですが、製本(糊付け)が間に合わないので、必要に応じて作業をする予定です。非売品ですが、活用していただける方には送料だけ申し受けますので、郵便でお問い合わせください。

  

これは写真

上野公園の樹が切られています! 市民の声にその後は当面凍結

動物園西園横の並木や移植保存していたタブの大木、弁天門前のクスの大木に続いて、動物園正門前の木々が除去され・・・ JR上野駅公園口前の木々は、市民の声が上がって、とりあえず、1本を除いて撤去は延期になりました。が、・・・
これに追い打ちをかけて、2020年には来園者3000万人とも4000万人とも言われる目標を掲げて、国を挙げての上野公園開発計画が動き出そうとしています。今でさえ過剰利用で上野公園は人、人、人。イベントセールスの場と化しています。止めるのはあなたと私、市民の声と力しかありません。

上野公園への私たちの願い

 上野のお山と不忍池一帯は、江戸時代から寛永寺の敷地となり、宗教の聖地として、また花見、月見、雪見と人々に親しまれてきました。明治維新(慶応4年・1868年)の上野戦争により、寛永寺の伽藍の多くが消失しましたが、翌明治2年には花見シーズンに先立ち東京市民に開放され、明治6年には日本の公園制度発祥の地の一つとして公園になりました。これには、病院建設地になっていた上野のお山の視察に招かれたオランダ人軍医ボードウィンによる、素晴らしい自然景観を残すため病院建設はやめて公園にしてはどうかという提言や、東京府知事になった大久保一翁の、江戸の名残を伝えたいという配慮が貢献しました。

 明治時代には、不忍池の周りが政府高官の競馬場になったことがありますが、上野公園を管理していた博物局はこれに反対し、人々の「風月の権」を主張しました。お役所が率先して、日本で初めて環境権を唱えたのです。

 以来、関東大震災、第二次世界大戦の戦火に見舞われたにもかかわらず、上野のお山には清水堂、上野東照宮などに代表される歴史的建築が残り、また公園地は被災者を受け入れてきました。戦後も上野公園は東京都民の憩いの場所として引き続き維持され、都市公園法施行による神社仏閣や国立施設の公園からの分離や文化施設の拡充ののち、東京都は建築規制を厳守して上野公園の空間を保存してきました。

 第二次世界大戦直後、不忍池が野球場にされようとしたときは、地域の商店主や上野の文化施設関係者、文化人らが中心となってこれを止め、水辺空間を守りました。25年ほど前には、不忍池に地下駐車場建設の話が起こりましたが、地域住民、芸術家をはじめとする広範な都民・市民の保護運動により池は守られました。

 上野のお山の寺院・墓地も、改変しない場所であったため、江戸を伝える草花や野鳥が集まる場所をよく残してきました。寛永寺の本坊跡に建てられた東京国立博物館は、敷地内に江戸を伝える前庭と裏庭を残し、数十年前まで苗圃を持ち園庭維持にあたってきました。しかし、最近では文化施設の新築・増築のため、これらの空間が次々と失われつつあります。

 心が落ち着く、安心感があるとして多くの人から好まれているのが神社仏閣の境内や公園の樹林地・池畔です。自動車や人混みから離れた静けさ、木立に囲まれた自然性、歴史を感じさせるものが備わり、ほっとする空間あることが上野公園のアメニティであり、これは喧噪の東京砂漠とは対極にあるという研究成果も出されています。上野公園を訪れる人は、昔ながらの道すじや木立ち、建物、人々の営みを見て安心します。世代を超えた共通した風景や空間があることこそ上野公園の特徴です。

 国際連合の賢人会議(ブルントラント委員会)は1980年代に「われら共有の未来 Our Common Future」と呼ばれる宣言を発表し、私たちの世代が享受している環境からの恩恵と同じものを未来世代が享受できるような環境の使い方をする責務があると訴えました。これは1992年にリオで開かれた国連「環境・開発会議」で持続可能な開発(発展)という主要議題となり、21世紀のキーワードとなりました。次の世代に上野公園の自然と歴史的空間を伝えていくことは、私たちができる持続可能な公園づくりの柱だと考えます。

2015年1月 しのばず自然観察会創立40周年に当たって 代表幹事 小川潔

上野公園の開発計画再燃!

自然と歴史環境、憩いのアメニティ空間の危機2015〜
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